将太の寿司

気分は鬱蒼していますが、少し雑談でもしましょうか。

僕は寿司好きですが、その理由は「将太の寿司」というかつての人気漫画が
理由なんです。寿司職人として日々精進する少年の物語です。

記憶に残っているお話があります。
主人公の将太の師である鳳の親方の昔話なんですが、親方は日本一の腕だと
言われる岡田克郎という職人と仕事をしていました。親方も凄腕でしたが、
彼には敵わなかった。岡田克郎は弟子を引き連れて独立するんです。
しかし、岡田克郎の店は次第に流行らなくなり、弟子たちも鳳の親方に
侘びを入れて元の店に戻って行きました。岡田克郎は苛立ち酒に走り、
大切な腕が痺れて日本一の腕をダメにしてしまったんです。
彼は弟子を引き連れて将太と寿司対決をしますが、対決後に自分がなぜ上手く
いかなかったかという理由を悟るんです。
岡田克郎は自分が好きなように寿司を握ればお客は満足するんだと思って
働いていた。一方鳳の親方は客の好みや体調を考慮しながら寿司を握って
いたんです。親方の心ある対応にお客さんが集まっていたんです。
そこに決定的な違いがあったんです。岡田克郎は自分のプライドを守る事しか
頭になかった人間であったから人が離れたのです。

主人公の将太の好きなセリフがあるんです。
「お客さんが僕の握る寿司を食べて笑顔になってくれることが幸せである。」
だからこそ、彼は努力を惜しまないし、彼にはお客さんが集まるんです。