11年の事件が経過しました。事件を起こした加藤智大には死刑が宣告されて今も獄中で生活しているようです。
昨日やっていた事件の涙というドキュメントでは加藤死刑囚に後遺症が残るような
傷を負わされても彼と向き合おうとうする男性、加藤死刑囚と一緒に警備の仕事を
していた元同僚、そして加藤死刑囚の言葉に共感を覚える学生が登場します。
σ(-ω-僕))にはこの三者を出したのが非常によかったように思えました。
事件の真実とは何なのか?
あくまで独自の見解なのですが、それは加藤死刑囚本人でさえわからないのが
真実のように思えるのです。σ(-ω-僕))自身が引きこもってしまっていた原因が
わからなかったように。加藤死刑囚の幼少期の環境を簡単に何か知ったんですが、
お母さんは教師で所謂教育ママだった様子です。それは度が超えていてもはや
子供たちへの支配という言っても過言ではない状況だったみたいです。
さらに両親の関係は最悪で一度喧嘩が始まると加藤死刑囚と弟が逃げ出さないと
いけないくらいであったそうです。
これはアダルトチルドレンになりうる機能不全家族です。
加藤死刑囚は典型的なアダルトチルドレン、心理学でいえば神経症者という
ことになります。
神経症者は自己肯定感が低いとか、被害者意識が強いかとか、ありえない環境や
人を望む傾向が強いです。加藤死刑囚がネットに残した言葉を拾って見れば
こういうことがわかってきますね。
言い方は難しいんですが、彼自身も望まない形で酷い神経症者になり、世間を
恨んで強行を起こしてしまった。
生まれた環境は仕方ない部分はありますが、早い段階で加藤死刑囚が
自分が酷い神経症者であることに気づいて生き方を変えればあのような
悲惨な事件は起こり得なかったように思います。
そういう意味でもσ(-ω-僕))の引きこもりや不登校を含めての活動の意味がある
わけです。
加藤死刑囚と警備の非正規の仕事をされていて現在は正社員で部下をもつまでに
なった方が「同じような環境にいたのにあいつは事件を起こしてしまったのか」と
思っていたようです。この同僚の方は事件当時すでに30歳を超えていて状況は
加藤死刑囚よりも悪かったと思われます。
自分にとって色々なマイナスなことが起こった時に対処の仕方でその人の人生が
変わってくると思います。つい先日嶺衣奈さんの切り替えの早さが羨ましいと
書きました。彼女のようなタイプは仕事の面接で落とされても異性に振られても
縁がなかったんだとすぐに切り替えられます。反面切り替えのできないタイプは
自分に対する強い否定と感じます。一方まるで気にしていないが、一方はこの世の
終わりみたいな感覚になっています。これが積み重なると神経症者の度合いが強い
タイプはかなり不満がたまるように思います。
さらに人は話したり、書いたりする言葉でその人の人生が決まっていきます。
ポジティブな言葉を言っていると何とか頑張っていけますが、マイナスの言葉を
言っていると本当悪い方向へと向かっていくのです。
両方をσ(-ω-僕))は経験していると言えるのでこれは間違いありません。
加藤死刑囚や物事を悪いように考え、ネガティブな言葉を連発することで
どんどん心の闇が大きくなり、最後に爆発したんです。
加藤死刑囚の言葉が拡散されてその言葉に共感をもつ若年層がいると知りました。
その気持ちはわかります。ポジティブな言葉よりもネガティブな言葉が自己肯定感が
低い人間には心地よい。しかし、その言葉に浸っていると加藤死刑囚そのままの
人生とまでは言いませんが、あまり嬉しくない未来が待っていると思われます。
σ(-ω-僕))の例でいうと、とにかく言葉だけでもいい言葉を言おうと思っています。
完璧にはできてはいませんが、できる限りです。三国志の馬謖を例にして口先は
ダメだみたいに言っていますが、良い言葉は口先でも良いから言いましょうと
いうのがσ(-ω-僕))の考えです。そうする事によってその言葉が自分の潜在意識に刷り込まれて考え方が変化していくのだと思います。σ(-ω-僕))はまだまだですが(笑)
カメラ好きのMEGUちゃんのことを「逆転のカード」なんてほざいていますが、
正直言ってただの思い込みでなんの根拠もないんです。最近ええ具合になって
きたんじゃないでしょうか?
人生は気づきです。大切な事に気づけば好転するし、気づけなければ暗転しかありません。その選択だけは万人にあるよう思います。